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近年、ガンになる人が増加し、毎年30万人近くがガンで亡くなっています。ガンにかかる人のほとんどが不摂生な食生活、体に悪い嗜好品(タバコなど)、そのほかカラダに多大なストレスをかける生活などが原因でガンにかかります。

実は、ガンの芽(初期の異常細胞)は20歳代のころからカラダの中に発生し、それが先ほどあげたような原因の影響で長い間に少しずつ本格的なガンに変化していくのです。

ガンの芽ができる要因は無数にあり、われわれはその中で生活していかなければなりません。しかし、近年の研究で食品の中にはガンの発生を防ぐものがたくさんあることがわかってきました。

ここでは食生活を改善してガンを防ぐためのヒントを掲載しています。これらを活用すれば、ガンの芽やごく初期のがん細胞を押さえ込んだり、ガンの手術をしたカラダからガンを再発させないようにしたりすることが期待できます。

 

ガンによく効く7つの食事対策

1.栄養のバランスがいいものを食べよう 5.ビタミンをしっかり取ろう
2.肥満を解消しよう 6.食物繊維が中心の献立にしよう
3.脂肪の取りすぎに注意しよう 7.塩分は控えめに
4.お酒はほどほどに  

これらの対策はすべてを組み合わせると理想的ですが、難しいと感じる場合は、まず自分はどれを優先的にすべきか、食生活をチェックしながら考えましょう。たとえば「毎日大量のお酒を飲む人はまずその量を減らして、肝臓によい食べ物を多くとる」、「外食が多い人は、野菜を別に買ってきてバランスの取れた食事にする」などです。

皆さんは一人ひとり違った食生活をしています。それによって7つの対策の重要度は変わってきますので是非ご自分の食生活をチェックしてみてください。

 

1.栄養のバランスがいいものを食べよう

私たちが食べ物からとる栄養素は、大きく分けると「糖質(炭水化物)・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル(無機質)」の5種類になります。

この中で糖質(炭水化物)は体や心のエネルギー源になります。たんぱく質は体の組織を作る重要な働きがあり、必要に応じてエネルギー源としても利用されることがあります。脂質はエネルギー源としてだけでなく、人体を作っている成分としても重要です。

糖質とたんぱく質、脂質の3つはエネルギー源として重要なので3大栄養素と呼ばれています。一方、ビタミンやミネラルはカラダの生理作用を調節したり、3大栄養素が体内で処理されるのを調節するような働きがあります。

カラダの中ではいろいろな栄養素が密接に協力し合って私たちの体を支えているので、どれか1つでも不足するとカラダを支えるための機能に問題が起こってしまいます。そうなるとガンなどをやっつけてくれる免疫力が衰えてしまいます。また、病気と戦うための体力も不足しがちになり、ガンなどの病気に負けてしまうのです。

病気に勝つためには、まず毎日の食生活をバランスよくとることがとても大事なことなのです。

 

便利な6つの<基礎食品群>
私たちが毎日バランスよく、いろいろな食べ物をとるようにと工夫されたのが「食品群」という考え方です。
「食品群」という考え方にはいくつかの種類がありますが、ここでは旧厚生省保健医療局が作成した「6つの基礎食品群」をご紹介します。 6つの食品群のすべてから、1日30品目以上を選んで、バランスのよい食事をとるとよいでしょう。
1 群 (魚、肉、卵、大豆、大豆製品)

<食品>
魚、貝、いか、たこ、かに、かまぼこ、ちくわなど
牛肉、豚肉、鳥肉、ハム・ソーセージなど
鶏卵、うずら卵など
だいず、豆腐、納豆、生揚げ、がんもどきなど

<働き>
骨や筋肉を作る、エネルギー源となる

<栄養的特徴>
良質のたんぱく質の供給源と なるもので、副次的にとれる栄養素として、脂肪、 カルシウム、鉄、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミン B2などがある。
4 群 (淡色野菜、果物)

<食品>
だいこん、はくさい、キャベツ、きゅうり、トマトなど
みかん、りんご、なし、いちごなど

<働き>
体の各機能を調節

<栄養的特徴>
ビタミンCの供給源として重要 である。そのほかカルシウム、ビタミンB2、ビタミ ンB1の供給源としての役割も大きい。
2 群 (牛乳、乳製品、海藻、小魚類)

<食品>
牛乳、スキムミルク、チーズ、ヨーグルトなど
めざし、わかさぎ、しらす干しなど
わかめ、こんぶ、のりなど

<働き>
骨や歯を作る、体の各機能を調節

<栄養的特徴>
カルシウムの供給源として重要。また、良質たんぱく質、ビタミンB2などの供 給源としての役割も大きい
5 群 (穀類、イモ類、砂糖)

<食品>
ご飯、パン、うどん、そば、スパゲッティなど
さつまいも、じゃがいもなど

<働き>
エネルギー源となる、体の各機能を調節

<栄養的特徴>
糖質性エネルギー源となる。
いも類は、糖質のほかに、ビタミンB1、ビタミンC なども比較的多く含まれる。
3 群 (緑黄色野菜 )

<食品>
にんじん、ほうれん草、小松菜、かぼちゃなど

<働き>
皮膚や粘膜の保護、体の各機能を調節

<栄養的特徴>
ビタミンA(カロチン)の供給源 として重要。また、ビタミンC、カルシウム、鉄、 ビタミンB2の供給源ともなる。

6 群 (油脂類、脂肪の多い食品)

<食品>
てんぷら油、サラダ油、ラード、バター、 マーガリン、 マヨネーズ、ドレッシングなどを含む食品

<働き>
エネルギー源となる

<栄養的特徴>
脂肪性エネルギー源となる。 また、必須脂肪酸(重要な働きするが、体内 ではつくれない)の供給源ともなる。

2.肥満を解消しよう

日本もアメリカも医療レベルはあまり変わらないのに、アメリカ人の寿命は日本人と比べてかなり短いことが知られています。その最大の原因は肥満であるといわれています。アメリカではカロリーの高い食事を取るのが一般的であるため、多くの人が肥満体質なのです。

過体重と肥満は、食道や結腸、子宮や腎臓など6つの部位のガンのリスクを確実に上げると、2003年に世界的な機関が発表しています。過体重・肥満と言えば、糖尿病や高血圧、高脂血症など多くの生活習慣病を引き起こす要因として知られていますが、ガンの発生にも深く関係しているのです。

それでは、われわれの標準体重はどのように割り出せばよいのでしょうか?新しい標準体重計算法のBMIは(体重kg÷身長m÷身長m)で数値を出します。たとえば182cmで体重は68Kgの人は、「68÷1.82÷1.82=20.52」がBMI数値です。

BMI数値は19.8未満はやせ、19.8〜24.2は標準、24.5〜26.4未満は過体重、26.4以上は肥満と判定します。つまり、この20.25は標準の数値内で肥満の問題はないといえます。ちなみに病気になりにくいのはBMIが22くらいの人だそうです。


われわれが1日に消費するエネルギー量はどれくらいでしょう。「消費エネルギーの換算指数」というものがあります。 これは人の毎日の活動内容から1日の消費エネルギー量を割り出す表です。

生活内容
1日のエネルギー消費量
(体重1Kgあたり)
病気で寝ている・肥満で動かない人
20〜25キロカロリー
事務系の仕事・主婦・無職・高齢者
25〜30キロカロリー
中労働の人(外回りの仕事など)
30〜35キロカロリー
重労働の人(工事現場の作業員など)
40〜45キロカロリー

たとえばサラリーマンでデスクワークが多い場合は、体重1Kgあたり25〜30キロカロリーを消費するので、68キロの人は「68×25〜30=1700〜2040キロカロリーを1日に消費することになります。つまり、毎日とる食事のカロリーはこの数値と同じにしなければ、消費されない分のカロリーは体にたまり肥満の原因となるのです。

もちろん、食事のカロリーは3度の食事だけではありません。その間に食べるおやつ、飲むコーヒーや清涼飲料水もカロリーの計算に入れなければいけません。「ご飯はあまり食べていないのにやせないのよねぇ〜」と嘆いているあなた!!その手にお菓子やジュースを握っていませんか?

手軽に飲める ジュースですが、350gの清涼飲料水には40g程度の砂糖が使われています。これはコーヒー用のスティックシュガー(3g)の13本分です。ちょっとスティックシュガー13本を入れた冷たい水を飲んでいるのを想像してください。どうですか?これではやせるはずがないですよね。

肥満を解消するためには、食事制限というよりは、まず間食とジュース・お酒などの嗜好品をやめることが第1条件です。ここをクリアーしなければ、3度の食事を調節したり、スポーツジムに行って汗を流したり、やせるサプリメントを一生懸命飲んでも何の解決にもなりません。

ダイエットのための食事はいろいろと紹介されています。その中で自分の気に入ったものにトライしてみるとよいでしょう。そして、ダイエットははじめたらずっと続けてください。3日坊主でコロコロとダイエット方法を変えても結果は出ませんよ。

また、ダイエットは1ヶ月1Kg〜2kgのペースを目標に減量しましょう。それ以上速いペースの減量はリバウンドの危険があります。

3.脂肪の取りすぎに注意しよう

脂肪がカラダの中にたまりすぎると全身の血流が悪くなります。血行が悪いと体のバランスが崩れ、ガンなどの生活習慣病にかかりやすくなるのです。

脂肪が体内の脂肪は「中性脂質・コレステロール・リン脂質・遊離脂肪酸」の4つに分けられます。それぞれにカラダを動かすための重要な役割を持っており、必要な量はとらなければなりません。しかし、とりすぎると肥満につながりやすく、ガンや高脂血症の危険が高まります。脂肪類は1日にとるエネルギーの20〜25%の範囲に抑えることが大切です。

食事から脂肪類を減らすのは、食材の選び方や調理法を工夫する必要があります。バターピーナッツ等のスナック菓子・肉類・ドレッシング・マヨネーズなどは特に脂肪類の比率が高いので、それらを使う時は脂質量に注意を払ってください。

また、肉類なら揚げる・炒めるのを避け、ゆでる・網焼き・蒸すなどの方法で調理することで脂肪の量を15〜50%も減らすことができます。どうしても炒めなければならないときはテフロン加工のフライパンで油を使わずに炒めたり、揚げ物の場合は電子レンジで素材に熱を通すことで短時間であげることができ、食材が吸う油の量を減らすことができます。

しかし、「脂肪をまったく取らないようにしよう」というのでは逆に体に悪い影響が出てきます。脂肪は先ほどご説明したように、カラダを健康に保つための重要な役割を持っています。 よい脂肪を適量カラダに取り入れることが大切なのです。

動物性脂肪が多い食品 レバー、うなぎ、脂肉
サケ、さば、いわし
卵黄、洋菓子、生クリーム、バター
チーズ
コレステロールが多い食品 卵黄、すじこ、全卵、うずらの卵、かずのこ
鶏モツ、たらこ、ししゃも、やりいか、練りうに
牛豚レバー、しらす、桜海老、塩辛、バター、マヨネーズ
過酸化脂質が多い食品 ポテトチップ、揚げせんべい
インスタントラーメン
魚の干物(アジの開き、エボダイの干物)


4.お酒はほどほどに(そして肝臓によい食べ物をとる)


仕事で疲れた後の一杯、友人とのたのしい語らいの場で一杯など私たちは非常に多くの場面で酒を飲んでいます。酒には日ごろのストレスを解消したり、私たちの気分をやわらげてくれる生活の潤滑剤ですが、一歩間違えれば私たちの体を蝕む毒となってしまいます。

ご存知のとおり、酒の飲みすぎは肝臓を痛めます。肝炎から肝硬変、そして肝臓ガンというコースはアルコールが起こすガンとしてあまりにも有名です。またビールなどはプリン体が多く含まれ、通風の原因にもなります。

アルコールの成分であるエタノールには、私たちの細胞を傷つけ、殺す作用があります。そのエタノールを用いてガンを殺すような治療法もあるのです。つまり大量のアルコールは胃や食道の表面を大きく傷つけてしまうことがあるのです。

ガンにならないための<お酒の飲み方10か条
笑いながら共に、楽しく飲もう 適量のお酒は楽しい気持ちをさらに増加させる効果をもち、ストレスを解消させます。家族や友人と共に語り合ったり笑ったりしながら、お酒の味とその雰囲気を楽しんで上手に飲みましょう。
自分のペースでゆっくりと アルコールは、飲む速度を早めると血液中のアルコール濃度が急に高くなり、アルコールによる体の障害が生じやすくなります。 無理をして人に合わせようとせずに自分のペースでゆっくり飲みましょう。
食べながら飲む習慣を 空腹状態でたくさんのお酒を飲むと、胃腸を強く刺激し、その粘膜を荒らしてしまいます。 また、胃腸に何もない状態ではアルコールが吸収されやすいため、急激に血液中のアルコール濃度があがり、さまざまな障害がおこりやすくなります。
自分の適量にとどめよう 一般的にいえば、2単位ぐらいのお酒(ビール大びん2本、日本酒2合、ウィスキーダブル2杯)を限度とすることです。自分の飲酒の適量を知っておきましょう。
週に二日は休肝日を 大量にお酒を飲んだ後、就寝している間も肝臓は黙々と働いているのです。この肝臓を毎日連続して酷使すると障害がでてきます。週に2日は肝臓を解放し休めてあげましょう。
人に酒の無理強いをしない 人には、それぞれ合った酒量とペースがあるのです。酒飲みのマナーとして、一緒に飲む人たちに酒の無理強いをせず、彼らの楽しみにも十分に配慮しましょう。
くすりと一緒には飲まない お酒と一緒にくすりを飲むことは大変危険です。 鎮痛剤や風邪薬と一緒に飲むと胃潰瘍をおこしやすくなります。糖尿病のくすりと一緒に飲むと昏睡などの低血糖発作がおき、危険な状態になります。
強いアルコール飲料は薄めて 強いアルコール飲料は、のどや胃腸の粘膜に強い刺激を与えます。喉頭がんや食道がんの原因になることもあります。 こういったことをさけるためにも強いアルコール飲料は薄めて飲むようにしましょう。
遅くても夜12時で切り上げよう 長い時間飲んでいると、知らぬ間に酒量が増えてしまいます。なるべく早い時間に切り上げるようにして、遅くても夜12時で切り上げましよう。
肝臓などの定期検査を 大量の飲酒を長い間続けると、肝臓を痛めつけることになります。脂肪肝から、肝炎、肝硬変と進んでいっては大変です。 飲んでいる人は肝機能等の検査を受け、その健康状態を確かめることが必要です。

よくお酒を飲む人や、肝臓の働きが少し低下している人などは、「肝臓をいたわる食生活」が必要です。そのためには以下の4つの注意が必要です。

1、良質のたんぱく質をとる (動物性40%以上、残りを植物性たんぱく質でとるのが理想的) 
2、ビタミンとミネラルを十分補給する (ビタミンの豊富な野菜や果物を積極的に取る) 
3、加工食品は避ける (食品添加物が含まれていることが多く、肝臓に負担がかかる)
4、飲む前に牛乳を飲む (胃壁を保護してくれ、アルコールの吸収速度が落ちて肝臓の負担が減る)

5.ビタミンをしっかり取ろう

ガンを予防するためには、ガンなどの生活習慣病に対する抵抗力をつけたり、私たちの体の細胞膜の酸化を防ぐ働きがあるビタミンAやC、Eを上手に補給することが大変重要です。

<ビタミンA>
ビタミンAは「体の細胞の膜を守って健康な状態に維持する働き」を持っています。この働きで病原体に対する抵抗力も強まりますが、ビタミンAが不足して細胞膜が弱まると、発ガン物質の悪影響を受けやすくなります。(ガンの多くは粘膜の細胞膜の異常から発生するので、細胞膜が弱まるとガンができやすくなる)

ビタミンAを多く含む食品は「レバー・チーズ・バター・卵黄・うなぎ・緑黄色野菜などです。

<ビタミンC>
ビタミンCは「コラーゲンの合成を促す働き」を持っています。コラーゲンは細胞と細胞をつなぎ合わせている繊維成分で、コラーゲンの働きが低下するとガンが発生しやすくなってしまいます。また、ビタミンCには発ガン物質の作用を弱めたり、細胞膜の酸化を防ぐ働きもあります。最近よく耳にする「活性酸素」「過酸化脂質」などは酸化が原因で発生するカラダに有害な物質です。

ビタミンCを多く含む食品は「緑黄色野菜・淡色野菜・かんきつ類・柿・イチゴ・イモ類・緑茶などです

<ビタミンE>
ビタミンEは「細胞膜の酸化防止作用や筋肉の機能を維持・細胞膜の機能の強化する」働きを持っています。ビタミンA,Cと共に、細胞膜を保護してガンを防いでくれる働きを持っています。

ビタミンEを多く含む食品は「植物油・胚芽・ピーナッツ・うなぎ・かつお・すじこ・たらこ」などです。

6.食物繊維が中心の献立にしよう 

毎日の食事で食物繊維のが少ない国々と比べると、摂取量の多いアフリカ諸国でのがんの発生率は低いという調査から、食物繊維を多くとると、大腸がんの発生率が低いことがわかりました。食物繊維と大腸がんの間には深い関係があることは確かですが、食物繊維だけが大腸がんの発生を直接予防する効果があるのかはまだはっきりとしていません。

しかし 、食物繊維をたくさん含んだものを食べると、腸内の余分な胆汁酸を減らし、それによって胆汁酸の毒性(発ガン物質を元気にするもの)を減らす働きが生まれるため、ガンにかかりにくい体を作ることができると考えられています。 また、食物繊維の不足は腸の働きを低下させ、体によい善玉菌の腸内細菌が減って悪い菌が増えてしまい、いろいろな生活習慣病の危険が高まるのです。

食物繊維を上手にとるためには、まず毎日食べる主食に食物繊維の多いものを取り入れることが大切です。主食であれば@お米に麦や玄米を混ぜて食べる Aパンはライ麦パンや胚芽入りパン Bめん類ではうどんよりもそば(食物繊維が多い) というように工夫します。

副食 では、野菜・いも・豆・キノコ類・海藻をたくさん食べましょう。野菜は切干大根、かんぴょう、おひたしや煮物などが繊維を多くとることができます。豆類では納豆がお勧めです。アーモンドやピーナッツなどの種実類にも食物繊維が5〜10%位入っていますが、脂質も多いので食べる場合は少量ずつにしましょう。

食物繊維を多く含む食品(100gあたり)
干しひじき
43.3
かんぴょう
30.1
切干大根
20.3
いんげん(ゆで)
13.3
あずき(ゆで)
11.8
大豆(ゆで)
7.0
玄米ご飯
3.5
ライ麦パン
3.5
そば(ゆで)
2.0
こんにゃく
2.2
ごぼう
8.5
グァバ
10.1
アボガド
9.6

食物繊維の目標摂取量は成人で1日当たり20−25グラムといわれています(第5次改定日本人の栄養所要量・1994年)。 現在、日本人は平均1日あたり15gしかとっていない(1990年データ)という統計が出ています。少しでも多くの食物繊維を食べてカラダを内側から変えていきましょう。

7.塩分は控えめに

日本人は昔から塩辛いものを好み、塩分を多量に取ってきました。しかし、塩分を必要以上に取ると血管の内部がふくらんで狭くなり、血圧が上がります。血圧が高いと心臓や腎臓に負担がかかり、脳卒中や高血圧の原因になります。また、強い塩分は胃の粘膜の保護作用を低下させ、粘膜の抵抗力を弱めてしまいます。

弱くなった粘膜に強いお酒やタバコ、熱い食べ物などが入ってくると胃壁がただれ、慢性胃炎になるなどして胃ガンの”タネ”ができるのです。実際、漬け物や梅干しなどをよく食べる青森、秋田、新潟と和歌山県で胃ガンや脳卒中の死亡率が高いと報告されています。

日本では食塩の量は1日10g以下がよいとされていますが、平均的な摂取量は13g(1996年)と適正値より多くとっています。したがってわれわれ日本人は、毎日の食事で減塩対策をする必要があります。

1日10gを達成するには、料理で使う塩の量を調整するのはもちろんですが、加工食品や食材の中に含まれる食塩にも注意する必要があります。たとえば、6枚切りの食パン1枚には0.8gもの食塩が含まれていますし、肉100gには0.2gの食塩が含まれています。こうしたことを考えると、実際の食塩使用量は1日8g以下がいいでしょう。

いろいろな食品の食塩量
調味料中の食塩量
食品名
塩分量(食品100g中)
主食
1.3
ゆでうどん
0.3
インスタント麺(スープ含む)
5.6
魚肉ソーセージ
2.1
6Pチーズ
2.8
かまぼこ
3.0
塩鮭
5.8
シラス干し
4.3
たらこ
4.6
味付けマグロ缶
2.0
昆布佃煮
7.0
梅干し
22.0
たくわん
4.0
奈良漬け
4.0
イカの塩辛
7.0
調味料名(目安量)
食塩量/g
食塩小さじ1杯
5.0g
固形調味料1個
3.0g
だしの素
1.2g
みそ小さじ1杯
0.8g
しょうゆ大さじ1杯
2.7g
ウスターソース大さじ1杯
1.5g

長く続けられる減塩対策のポイントは??

@
新鮮な材料を選ぶ 魚や野菜は新鮮なものほど素材の味が生きてきますので、薄味でおいしく食べることができます。
A
香味野菜を使う セロリ・パセリなどの香味野菜やみょうが・しょうがなどの薬味、カレー粉などの香辛料を上手に使う。
B
酸味を利用する 塩漬けの代わりに酢漬けを食べたり、とんかつのソースを使わずにレモンでをかけて食べるなどする。
C
減塩しょうゆを使う 減塩しょうゆなら含まれる食塩が普通のしょうゆの半分です。これを有効に使って料理全体の食塩の量を減らしましょう。
D
煮物では砂糖も減らす 砂糖が多いと、それにあわせてしょうゆも多くなりますので砂糖の量を減らしましょう。
E
味の強弱をつける 汁物は薄味にし、具をたくさん入れて汁の量を減らすと塩分量をカットできます。
F
加工食品に気をつける 上記の表でお分かりのようにチーズ・かまぼこ・調理缶詰などの加工食品は塩分が多いのです。
G
塩辛いおかずをやめる ご飯を食べるとき、梅干や漬物を一緒に食べるというような習慣は改めましょう。